FUMA Contemporary Tokyo | BUNKYO ART

生誕９０周年

吉仲太造回顧そのIX

“The Taizo Yoshinaka Retrospective Exhibition IX - 90 Years after His Birth”

8/28 tue - 9/8 sat

会期中、日・月休廊／11:00-18:30

We are closed on Sundays and Mondays.

フマコンテンポラリートーキョー｜文京アートは「生誕９０周年吉仲太造回顧そのIX」を開催いたします。是非、ご高覧賜りますようご案内申し上げます。

FUMA Contemporary Tokyo | BUNKYO ART is going to hold “The Taizo Yoshinaka Retrospective Exhibition IX - 90 Years after His Birth” from Aug 28 tue to Sep 8 sat, 2018.

We are pleased to announce that “The Taizo Yoshinaka Retrospective Exhibition IX - 90 Years after His Birth” will be held at our gallery.

Taizo was born in 1928 and passed away in 1985 at the age of 56 years. In his pioneering works called “Mono Ha,” he kept pursuing real and unreal images in his pictorial expressions. This exhibition is a project to review the Taizo Yoshinaka’s art world, showcasing mainly his works from the 1960s through the 1980s.

We are looking forward to your visit to view this valuable and exciting exhibit!

吉仲太造
1928年京都市生まれ。幼い頃から友禅、仏師などの徒弟奉公を経験する。46年京都人文学園絵画部入学。48年八木一夫、鈴木治、流政之らと交流、芸術論を戦わせる。52年上京。53年行動美術展で行動美術賞を受賞した。55年岡本太郎の勧めにより二科会に出品61年脱退。以降、国内外の主要美術館の企画展に参加。85年永眠。京都市美術館、渋谷区立松濤美術館、ストライプハウス美術館にて回顧展が開催される。

　戦後日本の前衛美術の中で、「もの派」の先駆的作品を残し、絵画表現で実像と虚像を追及し続けた吉仲太造。
　河原温に紹介された瀧口修造の勧めで１９５５年初個展を開催する。その後、岡本太郎の呼びかけに応じて美術家の国際交流と連帯をめざしたアートクラブに参加したほか、河原温、池田龍雄、芥川紗織らと交流、活動を共にしている。60年代初頭には、新聞紙の株式欄、不動産欄、などを抽象的構成のコラージュにし、資本主義経済生活のデス・マスクを表現した作品シリーズを発表。その後、重度のうつ病を発症している。闘病の痛苦の中、生み出された露出過剰な写真のような細密描写の作品群、無彩色のキャンバスにシルクスクリーンを用いた静物の映像を浮かび上がらせる≪病と偽薬≫シリーズ、描くことではなく、出現させる独特の手法を取った白い絵画作品へと移行していった。
　文京アートはこれまで、56歳の生涯で作風を変遷させながら戦後美術を生きた吉仲太造の世界を継続的に紹介してきました。今展では、１９６０年代から１９８０年代の大作を中心に回顧いたします。

現代美術 | 1963 | 新聞紙、釘、綿、スナップ、リボン、パネル | 121.5 x121.5 cm

FUMA Contemporary Tokyo | BUNKYO ART

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